見逃す?見逃さない?
サブクエストにはプレーヤーに判断を委ねるものが多くあります。
以下のサブクエは、本編ストーリーへの影響もなく、何れの選択をしても、物語は粛々と進んで行くのですが。。。
<ひねくれ者の放火魔/ホワイト・オーチャード>
ドワーフの鍛冶屋・ウィリスの鉄工所に放火した犯人を捜し出すクエストです。
ニルフガード軍に使役を強要される鍛冶屋、戦争を食い物に金儲けしていると勘違いする村人、戦時下でなくとも起こりうる「人々のボタンの掛け違い」。
犯人のナップはゲラルトを買収しようとしてきます。買収されるのは意にそぐわないので、捕らえてウィリスに引き渡すと、
何とナップはニルフガードの兵士によって縛り首に・・・。
放火は大罪ですが、私刑(しかも即刻絞首刑)も如何なものかと、考えさせられてしまう顛末です。
<貴重な積荷/ホワイトオーチャード>
クエストギバーの商人は、実はテメリアのゲリラです。(テメリア・・・ニルフガード帝国に滅ぼされた国)
貴重な積荷「金庫」の中身は薬で、仲間に届けなればならないという話です。
物語の中盤に分かる事ですが、ノヴィグラド東部・
ガストフィールズを拠点に、旧友ヴァーノン・ロッシュ率いる
テメリア・ゲリラ軍団が活動しています。
・・ホワイト・オーチャードも、ヴィジマもヴェレンもかつてはテメリア領土で、ニルフガードは侵略者なんですよね。
選択肢は3通りに分岐します。
1.ニルフガード軍に引き渡す
2.見逃す
3.見逃すが、薬は渡さない →これって、ただの「追剥ぎ」ですよねぇ(笑)
次のように想像しました。
「荷馬車が攻撃された痕跡は、ゲリラがニルフガード軍に襲われたもの。死体は自称商人の仲間だった。」
ウィッチャーは戦争に関しては中立の立場ですが、わたしのゲラルト(ベルノシエル)は、北方諸国を応援したい気持ちです。
ただ、ニルフガード軍兵士が悪い訳ではなく、彼らは単に職務を全うしようとしているだけ・・という事は忘れずにいたいです。
<行方不明/ホワイト・オーチャード>
「黒の軍団」への抵抗勢力として「北方軍」に駆り出され、行方不明となった依頼人の弟を戦場跡地でさがすクエストです。
弟のバスチアンは戦いで視力を失いますが、足を負傷して動けなくなったニルフガード兵のローシンと助け合う事で、生き延びていました。
[ローシンのバカな上官の悪口で盛り上がる2人]
[命の恩人のローシンも連れて行くと言う弟、家族まで危険に晒す事になると兄]
[ローシンをそのまま放置するか、一緒に助けるか]
「放って行く」を選択する人はいないと思いますが、
その後に含みを持たせた話の展開もなく、やっと「人の心の温かさ」に触れ、清々しくクエストを完了出来ました。
ちなみにホワイトオーチャードでバックに流れている曲、好きです。