戦争の「小さな被害者たち」(1)
この物語では、戦争孤児たちが数多く登場します。みんなたくましく、この荒れた地で何とか生き延びようとしています。
戦争の被害は多岐に亘り、いつも社会的弱者にしわ寄せが及びます。
<Man’s Best Friend/ヴェレン>
「十字路の宿屋」の北東の街道沿い、凶暴化した野犬に追い立てられ小屋に閉じ込められている子供たちを救います。
「食いぶちが減るからパパやママに追い出された」って、そんな。。。
「食べ物」と「お金」、この状況でこの子達にとってどちらの方がより役立つのかなぁ~。最後に食べたのは1週間前、リスを半分と少しの木の実って言ってたので、先ずは食べ物だろうけど、両方あげたい。食べ物だって全部あげたいヨォ。おねぇさんはそこいらの狼を狩りまくれば、すぐに生肉ゲット出来るんだから。
お礼に貰った「人形」、製作用部品に分解せずに大切に最後まで持っておくねー。
<森の貴婦人たち/ヴェレン>
クルックバック湿原でアンナさんと一緒にいる子供たち。シリを探す過程でジョニーの居場所を尋ねた男の子の場合は・・・
きっと、今も世界の何処かで起きている戦争、戦場の周辺では実際にこの様な行為が行こなわれているのだと思います。