戦争の「小さな被害者たち」(2)
この物語では、戦争孤児たちが数多く登場します。みんなたくましく、この荒れた地で何とか生き延びようとしています。
戦争の被害は多岐に亘り、いつも社会的弱者にしわ寄せが及びます。
<はげ山のふもとの村>
人々は貧しく、自分たちが生きていくだけで精一杯の状況です。
村人たちの言い分を聞いて、「羅生門」を連想してしまいました。
「生きるために仕方無く行う悪行」
簡単に、一言で片付けてしまえるほど、奥行きの浅い話ではありませんよね。。
<オナートンの怪物/猫と狼が遊ぶ場所…>
村人を虐殺した猫流派のウィッチャーを成敗するサブクエです。
成敗後に、ただ一人生き残った少女とのやり取りが、少しばかり心を和ませてくれます。
少女の叔母は、本当にちゃんとこの子の面倒を見てくれるのでしょうか。
とっても不安。。。
<空っぽの小屋>
お婆さんのニワトリを奪っていたのは、戦災孤児となった子供たちでした。
お婆さんのお怒りもご尤も。
でも、子供たちが生きていく為には、今はこれしか考えつかないのです。
このままだと、将来は盗賊団にでもなってしまいそうです。
本当に子供たちの面倒を見てくれるのだとしたら、信じられないほど人の好いお婆さんです。